ハンドラーとは
ハンドラーとは、ドッグショーの会場で、出場犬を歩行させたり、ポーズをとらせたりする仕事です。
ドックショーに出場する犬に対して、ショーに向けて犬の健康管理・コンディション調整をしたり、ショーでは、その犬種の理想の形に見えるように配慮した、リードの引き方をして、好成績を残せるようにします。同じ犬でも、ハンドラーの力量で審査員に与える印象が違ってきます。ドッグショーでは、毛並み、スタイルも大事な要素で、トリミング技術も必要になります。
ハンドリングは、飼い主が自ら行う場合と、プロのハンドラーに依頼する場合があります。
ハンドラーは公的資格ではないので、資格がなくても、ハンドラーを名乗ることはできますが、自分の引いている犬の優れている特徴をうまく引き出し、審査員に対してじょうずに見せるか、犬種の特徴をよく知り、健康管理やトリミングなど総合的な知識と技術、経験が必要です。
現在は、ドッグショーに参加するのは常連が中心になっていて、ショーの数も多いとはいえませんが、今後、誰でも参加できるような形に底辺が広がって、ショーの数も増えてくれば、ハンドラーの仕事の需要も、増加する可能性があるといえます。
資格としては、社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が認定している民間資格があります。
「C級」「B級」「A級」「教士」「師範」の5種類の公認ハンドラー資格です。
飼い主の信頼を得るために、資格を取得していることが有利になっているようです。