トリマーの資格をとるには
トリマーは、ペット関連の資格の中ではもっともポピュラーな資格の一つであり、一般の認知度もかなり高い技能職です。
トリマーは国家資格ではなく、民間の認定資格なので、資格がないとトリマーになれないわけではありませんが、現実にペット美容室で働く場合、資格がないと就職は難しいといえます。
トリマーの資格を取るには、全国各地にある資格の取得可能な公益法人団体、企業の認定校に通ったり、通信講座を受けることです。
そのなかでも最大大手といわれているのが、(社)ジャパンケネルクラブ(JKC)
であり、これまで16.000人ほどの公認トリマーを輩出しています。たくさんあるトリマー資格の中でも、知名度も高く信頼性もあります。
このJKC公認のトリマーの資格を取るには、二つの方法があります。
一つは、JKC公認の養成期間、いわゆる認定校に入学して所定の課程を修了し、卒業試験に合格すれば、まずC級資格が取得できます。
さらにB級のトリマーの資格を取るには、引き続き認定校に1年間在学して、所定の課程を修了することであり、A級を取得するには、さらに2年間在学し所定の課程を修めなければなりません。
もう一つの方法は、JKCに入会して2年以上のキャリアがあって、18歳以上という条件がつきますが、独学で資格に挑戦することです。
学科は、JKCより発行される「最新ドッググルーミングマニュアル」を購入し勉強を行い、実技はペット美容室などで働きながら自分で身につけ、全国14ブロックで毎年1回行われている「ブロックトリマー試験」を受けて合格すれば、C級資格を得ることができます。
また、JKC認定の通信教材はありませんが、他の民間の通信講座を利用して技術を学び資格を取得することもできます。