ペット栄養管理士とは
ペット栄養管理士の資格制度は、「ペットの栄養に関する知識の普及と指導に必要な人材を育成し、ペットの健康維持向上を図り、もって動物の愛護に寄与する」という目的で、平成14年に、日本ペット栄養学会によって設置されたものです。
人間の栄養管理士と同様に、ペットが摂取する食事のカロリーや栄養素を調査し、ペットの健康管理や指導を行う仕事であり、ペットの栄養やペットフード、栄養に起因するさまざまな疾病などの知識を身につけた、犬・猫の健康を栄養面からサポートするスペシャリストです。
最近では、室内飼いが多くなっていることによる運動不足や栄養過多などで、ペットの肥満が、大きな問題になっています。
飼い主のペットの健康管理に寄せる関心も大きく、動物病院の獣医師、看護士やペットショップの従業員、ペットフードメーカーに勤めている人の、栄養指導・ダイエット指導力が求められています。
また、一般の飼い主も、知識を深めるために、このペット栄養管理士の認定試験を受けています。
ペット栄養管理士は、まだ、一般への認知度は低い資格ですが、取得して栄養面を含めた総合的な知識を深めることは、すでにペット関係の業界に働く人の仕事の幅を広げ、これから就職する人も資格を持っていることが有利に働くといえそうです。