訓練士の資格を取るには
犬の訓練士の資格は、現在さまざまな団体やスクールが独自に民間資格を認定していますが、ここでは、社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)の公認訓練士の資格取得法について紹介します。
資格取得試験を受けるには、少なくとも1年以上のJKCの会員歴が必要です。
それぞれのランクの資格取得方法は下記の通りです。
●訓練士補
JKC公認トリマー養成機関で所定の課程を修了した人のみが取得することが可能です。
●訓練練士
訓練練士を受験するには、次の3つの必要要件うち、どれかひとつを満たしている必要があります。試験そのものは筆記試験です。
ア 年齢満18歳以上で、1年以上のJKCクラブ会員歴があり、公認訓練所の所員として登録され、入会以降、かつ、公認訓練所在籍中に、指導手として受験した訓練試験で、5頭以上の犬を合格させた者。
(5頭は異なった犬で、少なくともそのうち3頭は※ CD I 以外の合格犬であることが必要です。また、合格後の登録が必須です。)
イ 年齢満18歳以上で、2年以上のJKCクラブ会員歴があり、入会以降に、指導手として受験した訓練試験で、10頭以上の犬を合格させた者。
(10頭は異なった犬で、少なくともそのうち5頭は※ CD I 以外の合格犬であることが必要です。また、合格後の登録が必須です。)
ウ 訓練士補有資格者が訓練練士の資格取得試験を受験しようとする場合は、指導手として受験した訓練試験で、3頭以上の犬を合格させ登録していることが必要です。
(3頭は異なった犬で、少なくともそのうち2頭は※ CD I 以外の合格犬であること。)
●訓練教士受験資格:年齢満25歳以上で訓練練士として2年以上の経験が必要。
訓練練士資格取得後に指導手として受験した訓練試験で登録されたものが、のべ40科目以上の者。
そのうち5頭以上は ※CD III 以上、または ※GD I 以上の合格犬であること。
試験:筆記試験
●訓練範士
受験資格:年齢満30歳以上で教士経験3年以上、教士取得後の指導手として行った公開訓練試験で登録されたものが、のべ40科目以上の者。そのうち5頭以上が※ CD X 以上、または GD I 以上の合格犬であること。
※CD=家庭犬の訓練試験 I・II・III・X までの4つのレベルがある
GD=警備犬訓練試験 I・II・IIIの3月のステージがある
JKC公認訓練士資格取得試験は、全国14のブロック訓練士協議会で毎年1回実施され、その期日等の詳細は会報「JKCガゼット」に掲載されます。
受験希望者は、自分の居住地のブロック訓練士協議会事務局に受験願書に受験料(5,000円)を添えて締切日までに申し込みます。
◆問合せ先 社団法人ジャパンケネルクラブ事業部技術事業二課
電話番号: 03-3251-1656
JKC HP http://www.jkc.or.jp/