ペット販売士とは
動物愛護管理法の一部を改正する法律が平成18年に交付されたことにより、ペットの取り扱い業者は顧客がペットを購入する際に、事前に説明したり、飼養管理をアドバイスすることが義務付けられました。
また、同時に事業所(店舗)ごとに専属の動物取扱責任者を1名以上、配置しなければならなくなりました。
愛犬家も、商品や価格よりもまず健康、しつけ、手入れなどの専門家の適切なアドバイスを求める傾向にあります。
それで注目されているのがペット販売士の資格です。
ペットを販売する時に、ペットの健康・飼養管理などに関して、顧客に的確なアドバイスをすることで、生体販売者としての責務を果たすのが、ペット販売士の仕事です。
動物の習性や医療の基礎的なことはもちろん、飼育説明書の制作の仕方や手順、動物愛護、消費者保護の問題、関係法令の遵守など、ペット流通の実務ついての幅広い知識を習得しなくてはなりません。
ペット販売士の資格は民間の認定資格であり、日本畜犬学会が資格試験を実施し、認定証を発行しています。
また、同じような資格に「家庭動物販売士」というものがあります。
こちらは、全国ペット小売業協会が資格試験を実施し、認定証を発行しています。