ペットカウンセラーとは、日本ペットカウンセラー協会が認定する民間資格です。
心理療法を目的とした、在宅飼育型(ペットを用いた)動物介在療法を行う人のことです。わが国では、1990年にこのペットカウンセラーが誕生しています。
老人ホームや各種施設においての、犬などを使った動物介在療法が、
マスメディアにも取り上げらるようになって、一般にも広まってきています。
ペットカウンセラーは、『伴侶動物』としてペットを捉えて、家族療法の視点から、ペットを家族の中の一員として動物介在療法を行います。
具体的な仕事は、気になるペットの問題行動の矯正、ペットの末期医療や在宅介護の相談、夫婦問題やいじめ・不登校・引きもこりといった、飼い主とその家族に生じる、
さまざまな問題の相談に応じます。
認定資格には、次のような種類があります。
- 1級ペットカウンセラー
- 1級ターミナルケアリスト
- 2級ペットカウンセラー
- 2級ターミナルケアリスト
- パラ・カウンセラー
ターミナルケアリストとは、末期医療中のペットを在宅で介護している飼い主や、
安楽死の決定を迫られている飼い主に対して心のケアを行うものです。
パラ・カウンセラーとは、プロのカウンセラーとペット関係の職業のもとに訪れた、
飼い主の中間に立って、両者の橋渡しを行うものです。
獣医師や看護士、トリマー、訓練士、ペットショップのスタッフといった職業の人が、スキルアップのために、ペットカウンセラーの資格を取得することが多いようです。
また、ペットカウンセラーとしてカウンセリングルームを開くことも可能です。